本日の格言

2008年08月19日

BEHRINGER MS20 レビュー

NEC_0135.jpg



最近、愛用していたスピーカーを水で濡らし台無しにしてしまうという事故に見舞われてしまったため、この機会に以前聴く機会があり、それ以降気になる存在であったBEHRINGER MS20を入手した。
今回は予算を3万円以下という自分ルールを適用していたため、予算内に収まるMS20はまさにうってつけであった。

箱からポン出しの状態ではあまりにも低音が前に出すぎて暴れており、底打ちが激しいため到底実用には耐え得ない状態であった。
ボワボワとした音を発しており、本気で窓からぶん投げてやろうかと思ったくらいだ。
本当にこれがあのMS20と同じ製品なのか?同名の製品が他にあったのか?

さすがに結論付けるには尚早、とりあえず下から上まで満遍なく出ている曲でエイジングを行った。
今回はJack JohnsonのStaple It Together、Better Together、Norah JonesのDon't Know Why、KOKIAのDESPERADOなど、Jazz、ポップス、テクノ、クラシック、アニソンなど様々な音源を使用した。

20時間を経過したあたりから明らかに低音が引き締まり厚みが増してきた。
小気味良く跳ねるような、躍動感のある音という表現がしっくり来る。
高音域の伸びも非常に良好である。是非ハイトーンヴォーカルの曲で試してもらいたい。
木製キャビネットの実力発揮といったところだろうか。
30時間を経過したあたりではほとんど変化は見られなかった。
無事エイジングは済んだようであったが、念のために40時間を超えたところで終了。

BASSとTREBLEの調整についてだが、製品自体が低音寄りな設計のため、BASSのつまみを40°から50°左に回して抑えてやると良い。それにより非常に高い再現性を発揮する。
TREBLEはセンターで大丈夫だ。
インシュレーターを使用することで音の定位と解像度が少なからず増すのでお勧めしたい。
MS20は金属のインシュレーターと愛称が良く、ゴムでは低音に無駄な跳ねが生じた。

同じ価格帯でよく挙げられるONKYO GX-100HDと比較するならば、

MS20はモニタースピーカーなだけあって、1つ1つの音がきっちり分かれてスッキリとした印象を受ける。
しかしその分解能の高さにより、音源によっては当たりの強さをキツく感じることもある。

100HDは良い意味でも悪い意味でもフラットで艶っぽい音だと感じた。
ゆえに聴きやすく心地良い。これはONKYO独自の味付けとも言える。
やはりというべきか低音は多少心許ないため、ウーファーの使用をお勧めする。

絞った低音と上げた低音を比べるのは酷かもしれない。
そもそも、本来の製品としての位置づけが違うものを同じ土俵で比べるのには無理がある。

用途と好みによって選ぶべきものは変わってくるものであるのだが、仮に指標を指し示すならば、原音の音触を大切にした高い再現性を生かしてのモニタリング用途ならMS20。デフォルメされた音を愉しむなら100HDと言って良いだろう。
EDIROL MA-15D、MA-20Dは傾向からいうとMS20に似ている。

普段私が利用しているスタジオのモニタースピーカーの中に1組MS40が置いてあるが、音量の面から言って一般家庭の一室で利用するには少し手に余るかもしれない。
スタジオで音量を上げて使用するのならばMS20よりもMS40のほうが適しているだろう。

3万円以下という金額は決して安い買い物とは言えない。
その中で選ぶにあたって他者の評価を参考にする分には良いが、むやみやたらに妄信するのは頂けない。
自分の耳を信じ、自分が最も気に入ったものを選ぶべきである。

以上、今後の参考にしていただければありがたい。


※セッティング
【Speaker】BEHRINGER MS20
【Audio】ONKYO SE-90PCI
【Cable1】MOGAMI 3082
【Cable2】Victor CN-610HG
【Plug】CANARE F-10
【Insulator】audio-technica AT6098

※配置はLスピーカーとRスピーカーとの間に150cmの間隔をあけ、インシュレーターは4点支持でセッティングした。
posted by おみ at 03:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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